2017年4月23日

天皇に陛下をつける必要はない、という馬鹿

「天皇はそもそも尊称だから『陛下』をつける必要はない」こんなことをしたり顔で言う輩は「顔を洗って出直してこい」と云いたい。

すでに崩御された過去の天皇にその元号を冠して『昭和天皇』とお呼びすることはあるが、今上陛下に現在の元号を冠して『平成天皇』などとお呼びすることはない。同様に過去の天皇に『陛下』を付して使うのは、例えば「1951年、時の天皇陛下が行幸され・・」といったように、その天皇の御代(つまり人格)を想定する場合である。また人格を伴わない『天皇制』という言い方はあるが『天皇陛下制』などという言葉はない。

お解りであろうか?『陛下』という尊称を重ねるのは、
我々日本国民が、特に『自分の生きている間に戴く天皇』のお言葉や行動というその『人格』に対して奉る敬意なのである。
だから憲法に記す文章で「天皇の国事行為」はそれでよく、実際に天皇陛下が今日なされる国事行為は「天皇陛下の国事行為」と記すべきなのである。

ただし、これは意識的であれ無意識であれ、
『天皇』という存在を「日本国の成立のためには決して奪われてはならない(歴史的)存在」
と捉える国民つまり『日本人』にとっての話なので、『日本人』以外には決して理解できない話でもあろうかと思う。

 

「天皇は尊称だから陛下をつける必要はない」だとか「女性宮家、女系天皇を認めるべきだ」などと、
まるで天皇制の消滅を願うかの如き(非日本人的)輩が、決して口を挟むべき事柄ではないことを心しておいてほしい。

しかし憲法に「国民主権」と謳っていることを知りながら、反政府デモを『反権力闘争』と口に出来る程度の日本語の解読力しかない左翼・人権派リベラリストの人達が『日本人の心』を取り戻す日は永遠に来ないだろうねぇ。

 


コメント(1)

  1. reporterより 

    今回は、天皇陛下のお気持ちを忖度して審議している『譲位』をどのように制度化するかという語論の中で、「今上陛下限りの特別な扱いにするか、それとも恒久的な制度見直しとすのか」それによって文言が変わるのは当然。そのうえで、日本の皇室の歴史を見れば今回限りにするべきであり、その場合は『天皇陛下』という言葉を用いるべきです。

    それよりも、天皇制を破壊したい勢力が狙っている女系天皇、女性宮家などという変則論をまともに議論してはならない。
    戦後アメリカ主導でなされた、『旧皇族廃止』という天皇家の自然消滅を狙った施策こそ訂正し、一日でも早く旧皇族を復活させるべきです。

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